電子マネーやクレジットカードはとても便利です。
たとえばSuicaがあれば、切符を購入せず駅の改札を通れます。
もしくはクレジットカードがあれば、冷蔵庫などの高額商品でも分割払いで負担なく支払うことができます。
こんなに便利なツールは他にはありません。
ですが、「よくわからないから使ってない」という人がけっこういます。
「そんなことない!ちゃんと使ってる!」という人でも、「QUICPayとApple Payの違いわかる?」って聞いたら考えこんじゃう人が多いのが現状。
なのでこの記事では、今さら?と思うような電子マネーとクレジットカードの違いを分かりやすく解説しています。
ギュッと手短に教えて!という人必見です。
目次
電子マネーとクレジットカードの違い
電子マネーとクレジットカード、それぞれの特徴をみていきましょう!
電子マネーの特徴
- そもそも電子マネーとは?
- 電子マネーのメリットとデメリット
現金を電子的なデータにしたものが電子マネーです。
利用するには、プラスチック製のカードやスマホを利用します。
下記はSuicaを利用する例です。
- カードタイプのSuica
- Apple PayのSuica
- Google PayのSuica
- おサイフケータイのSuica
- モバイルSuica
- 楽天ペイアプリ内のSuica
Suicaだけでも数種類あり、電子マネー全体でみると膨大な数です。
なので細分化すると理解が深まります。
利用するツールで細分化すると「カード決済」「スマホ決済」「アプリ決済」の3種類です。
プラスチック製のカードを利用して支払う場合は「カード決済」、スマホのウォレット機能で支払う場合は「スマホ決済」、ダウンロードしたアプリで支払う場合は「アプリ決済」です。
また、Suicaは直接Apple PayまたはGoogle Payに登録できるけど、クレジットカードは「QUICPay」もしくは「iD」のどちらかに紐付ける必要があります。
紐付けると言っても、勝手に紐付くので難しく考えなくてOK!
「ん?ん?どういうこと???」と思った人は、「絶対登録させないから!クレジットカードのままじゃ登録させないから!どうしても登録したいならQUICPayとかiDとセットで登録してよね!」ってスマホが駄々こねてる感じをイメージするとわかりやすいかも。
支払い方法でも細分化することができます。
チャージして使用するタイプ、クレジットカードを紐付けて使用するタイプ、銀行口座から直接支払うタイプなどなど。
まずはメリットから。
スピーディーな決済が魅力的です。
現金と比べると、財布から小銭を出すとかお釣りを受け取るとかの動作がないのでサクサク会計することができます。慣れると現金で支払っている人に対して、「遅いんだけど!」と憤りを感じたりすることも。
他には現金に触れないため衛生的、決済でポイントが貯まる、審査不要で発行できるというメリットがあります。
デメリットは、利用できる店舗が限定的という点です。
たとえばWAONはファミマとローソンで利用できるけど、セブンイレブンでは利用できません。
クレジットカードの特徴
- クレジットカードとは?
- クレジットカードのメリット
購入代金を立て替えてもらい、翌月まとめてクレジットカード会社に支払う、というのがクレジットカードの仕組みです。
Kyashのようにチャージタイプのクレジットカードもありますが、多くのクレジットカードは後払いです。
プラスチック製のカードかスマホで支払えますが、利用するにはクレジットカード会社の審査が必要で、利用開始まで数日かかることがあります。
手持ち以上の買い物ができるというのが最大のメリットです。
たとえば車や家などの高額な買い物でも、分割払いなら年収以上の商品であっても手に入れることができます。
ただし、使い過ぎる危険があるという点で、デメリットでもあります。
多くの店舗で利用可能というのがふたつめのメリットです。クレジットカードは、国内のみならず海外でも使用可能です。
みっつめは特典付きのクレジットカードが多いという点です。たとえば空港ラウンジを無料で利用できたり旅行保険がついていたりと。
日本とは違って海外は医療費が高いので、旅行保険がついているのといないのとでは安心感が違います。
デメリットは使い過ぎる危険がある、審査がある、決済時のサインや暗証番号が手間などがあります。
また、滅多にありませんが、不正利用のリスクがあります。「カード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティーコード」さえわかれば不正利用されます。
電子マネーとクレジットカードの上手な使い方
上手な活用法を紹介したいと思います。
オートチャージを設定しておく
オートチャージとは文字通り自動でチャージしてくれる機能です。
電子マネーのデメリットである〝チャージの手間〟を解消してくれます。
設定した残高以下になると、登録しておいたクレジットカードから一定額がチャージされる仕組みです。
クレジットカードと同様に使い過ぎの危険があるので、使い過ぎ体質の人は利用しないほうがいいかもです。
クレジットカードをスマホに登録
クレジットカードをスマホに登録しておけば、クレジットカードを持ち歩かなくてもスマホで買い物ができます。
専用端末にスマホをかざしてピピッとするだけで決済ができます。
おサイフケータイやGoogle Pay、Apple Payなどに登録すれば利用可能です。Apple Payはios端末で、Google Payとおサイフケータイはandroid端末で利用できます。
ポイントの2重取り
クレジットカードで電子マネーにチャージするとポイントが貯まります。そしてその電子マネーで決済してもポイントが貯まります。
なのでクレジットカードでチャージした電子マネーで支払うと、ポイントの2重取りが可能です。
たとえば楽天カードで楽天キャッシュにチャージして、楽天ペイで支払えば還元率が1.5%になります。
電子マネーは複数所持したほうがお得
電子マネーはクレジットカードとは違い、利用できる店舗が限定的というデメリットがあります。
ですが、電子マネーを複数所持するだけで、このデメリットは解消できます。
たとえばWAONとnanacoを持っておけば、イオン系列やセブンイレブン、イトーヨーカドーでお得に買い物することができます。
よく行くお店ごとに、利用可能な電子マネーを所持しておきましょう。
電子マネーとクレジットカードの違いまとめ
さいごにまとめます。
電子マネーのメリットは「素早い決済」「衛生的」「ポイントが貯まる」「審査不要」。
デメリットは「チャージが手間」「使える店舗が限定的」。
クレジットカードのメリットは「手持ち以上の買い物が可能」「利用可能店舗が多い」「特典付きが多い」。
デメリットは「使い過ぎる危険」「審査がある」「決済でサインや暗証番号が必要」。
電子マネーのデメリットは「オートチャージ」と「複数所持」で対応することができます。
電子マネーとクレジットカードを一緒に使うことで、より多くのポイントを貯めることができます。
おしまい。